まぼろし

昨日、恋人の家の大画面ワイドテレビで5.1chをちゃんとスピーカーで音を出して観ました。たぶん。
喪失と幻想の物語。
何がこわいって、やっぱり義母!男の子のお母さんってどれだけ歳をとってもああなの?結婚して何十年も経つのに母と息子の絆なんて言うの?おおこわい!自分にとって一番の人にはやっぱり自分も一番がいい、というか血のつながりでもって絆を見せつけるなんて反則だわ。
父と娘の絆における父はどこか憎めずかわいらしくさえあるのにな、あーあやっぱり女の執着心っておそろしいね。
自殺でなくても、逃亡じゃなくても、ただ溺れて死んじゃっただけでも、いないことには変わりがない。あなたがいない、存在しないということの恐ろしさよ。
途中に流れる、フランス語の哀愁を背負った歌が、素朴できれいだった、恋人はそれをBGMにしてすやすや眠っていたよ。