ものすごくいまさらだけど、昨日お風呂でクウネルを読んでいて、コーヒーメーカーがとてもよかったので記しておきます。
川上弘美さんの小説は、いくつか読んでみたものの、不思議度が高く、私には少し遠い存在だなと思っていたんだけど、これはすき。
うーん、でもあえて言えば、この小説のタイトルがコーヒーメーカーだということは、やっぱり少し私には馴染まない。

今週は会えない、というその頻度が、私の恋愛と同じくらいで、なんだ、離れてても離れていない人と同じくらいでできてるんじゃんと少し嬉しくなりました。
会えないって言われて恋人がいないその部屋にいる時、ひとりで自分の家にいるときよりずっと、恋人と一緒にいる気持ちになると思うのだけど、それは普段の生活の場が遠ければ遠いほど、やってきたんだ感が強まって、より身近に感じられると思う。
だから私は恋人との生活の場が離れていることを、嬉しく思ったり、悲しく思ったりする。
会えない上に、恋人のいない家にもいけない時は、その身近さを知っているから悲しいし、会えないけど、恋人のいない家に行ける時は、会えないのに身近に感じられるから、まるで会いに行くかのように嬉しくおもう。

夜、他の人のことを考えていると、どうして今恋人は私のことを考えていないんだろう、と思い、メールしてくればいいのに、と勝手に思う。
でもしてこないから、わたしがする。
あまりに恋人とは無関係に自分の生活が進んでいくので、たまに、私はあの人と恋愛をしているということを忘れそうになる。
熱くなったり、そうでなくなったり、恋は不思議。